認知バイアス事典 社会心理学②心理的リアクタンス 現状維持バイアス 公正世界仮説 システム正当化バイアス チアリーダー効果 身元のわかる犠牲者効果 同調バイアス バンドワゴン効果 ダニング=クルーガー効果 知識の呪縛
最後の10個!
①心理的リアクタンス
自分の選択や行動の自由を制限されるように感じると、制限されるものに対して反発し、逆らう行動をとろうとすること。
「押すなよ絶対に押すなよ。」
障害が恋を燃え上がらせる、ロミオとジュリエットの関係など
自分の感情が強く何かに向かってると感じた時、それは本当に対象が魅力あるからか、それとも自由を脅かす障害のせいで魅力が高まっているように感じるだけなのか冷静に考える。
②現状維持バイアス
何かを変化させることで現状がより良くなる可能性があるとしても、損失の可能性を考慮して、現状を保持しようとする傾向。
「人は失うことを避けようとする」特性がポイント。
③公正世界仮説
良い行いには良いことが、悪い行いには悪いことが返ってくるとする認知的な偏りのこと。
努力しないのに成功する人がいるのは理不尽であるという不安に対処するため。
人は外的要因を軽視しがち。
④システム正当化バイアス
特定の人に対して不便・不利だったとしても、未知の新たな方法に挑戦するよりも従来の方法を維持しようとする傾向のこと。
人は「特定の社会のシステムがそこに存在していること」自体に価値を見出し、そのシステムを正当化しようとする。
⑤チアリーダー効果
1人でいる時よりもグループの中にいる時の方が、人の顔は魅力的に見えるという現象。
この傾向は特に女性側が強いらしい。
モテたい男性は誰かとつるんだほうがいいかも。
⑥身元のわかる犠牲者効果
特定の個人を例として示すと高い共感や関心を示すが、示されたものが人数や割合だと共感や関心が低くなる現象のこと。
自分1人が行動を起こすことで相手を確実に救えるかどうかが重要になる。
⑦同調バイアス
他人がどう行動するか参考にして、自分の行動を変えること。
⑧バンドワゴン効果
選択肢が複数ある場合、多くの人が同一の選択肢を取ることによって、その選択肢を取ろうとする人がさらに増える現象のこと。
同調バイアスの中でも特に投票行動や購買・消費行動に顕著に現れる特徴。
逆の現象をスノッブ効果という。
周りとは同じになりたく無いという価値観。
⑨ダニング=クルーガー効果
知識のない人ほど、自分には能力があると過大評価してしまう効果のこと。一方で知識が豊富だったり能力が高かったりする人は周囲も自分と同じだけのものを持っていると考え、自分を過小評価してしまうこと。
メタ認知できていないことが原因。
⑩知識の呪縛
さまざまな分野において、知識を持ってる人は、知識を持たない人の立場から考えることが難しくなるという現象。
メタ認知をするには、知識と技能が必要。
バイアスばかり意識すると、めちゃくちゃ疲れる。
普段の会話などは考えなくても良いかも知れないが、
に引っかかるモヤっとするようなことがあった時は、どこかにバイアスが隠れてないか探そうと思う。
今回のまとめは、本書を書き写したものばかりだったけど、自分なりに理解が深まったと思う。
2冊目の、行動経済学・統計学・情報学 編もまとめて、いつでも読み返せるようにしようと思う。
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