slowly life 〜読書、美術館巡り、ワイン、コーヒー〜

気ままに日頃考えていることを文章にまとめるブログ。

バイアスについて考える

バイアス辞典という本を購入し読んでから、少しずつものの見方が変わったかなという実感を持ちつつある。
ただ現時点ではバイアスを意識する努力をする程度で、全てを把握して、それらを取り去ることは不可能に感じている。



[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

情報を正しく選択するための認知バイアス事典 [ 情報文化研究所 ]
価格:1,980円(税込、送料無料) (2024/2/27時点)





バイアスを取り除くには?
バイアスに関する本をたくさん読んで脳に定着させること?と思い、他の本も少しずつ読んでいる。


最近読んだ本はこちら




この本では無意識のバイアスを取り除くことができると断言している。
取り除くには、努力や変わろうとする意思が必要になる。
オープンなこころさえあれば、知識が増えるにつれて変わろうという意志も強くなるとも言っている。
思考の手助けとして本書を利用するのが良いのだろうか。
様々なバイアスの事例が紹介されているが、そのエピソードを読んでバイアスがかかってると気づけていなかったものあった。


バイアスを克服するための流れとしては
バイアスを理解する
思考を書き換える
新たな場所にとどまる


現在私はバイアスの存在を理解した。
一日の中で、自分の発言や思考などを意識して抜き出しバイアスがかかってないか考える作業を行う。
思考回路を細かく区切り、書き換える。
3つ目の、新たな場所にとどまるは少しピンとこなかったが、環境を変えて、その環境を保つということだろうか。
本の中では、インクルーシブな環境を作るとも表現している。
(インクルーシブとは全てを包括し包み込むことという意味。)
会社内でバイアスの克服をするためには、上司の力が必要であるということも書かれている。


バイアスを克服したいと思うが、強い意志を持って自分の頭の中を修正していく行為は結構辛い。
本書にもあるが目標とする具体的な人物を設定することが大事である。
この本は組織をどうやったら変えられるかを主軸にしているので、まずトップ層の克服が重要だと書かれている。
私は組織の中でも底辺なので、実践は難しいけど、日頃生活を送る上でどうやったら騙されないかとか、夫との口論がうまくなるか(そもそも口論に持って行かないが目標か)とか、そんな感じでバイアスを克服したい。


この本のタイトル的にすぐにでも克服できる実践方法が書かれているのかなと期待してしまうが、克服には途方もない努力と時間が必要である。
おそらく、この本はあらすじを読んだだけでは「そんなのわかりきってるよ」という感想を持ってしまう気がする。
ただ、本書を通読することで、上の3つの流れを実感できるのではないかと思った。


⭐︎私がすること
もう一度上の2冊バイアス事典を暗記できるほどまで読み直すこと。
そして自分の言葉で説明できるようになることが一番大切。