最後、情報学系のバイアス!
ピンと来ないものも多かったが今後人生が進むに連れて体感して実感がわくものもあるかもなぁ。
①利用可能性ヒューリスティック
自分がよく見てきたもの、印象に残っているもの、アクセスしやすい情報を基準にして、意思決定や判断を行うこと。
自分の経験ばかりを重視した偏った判断
夫婦喧嘩に起こりやすい。
家のためにやってあげてるという自己評価、それぞれで感じ方が違う。
客観的な分量ではなくて感覚を基準に判断するため喧嘩が勃発する。
これ!今の私たちの課題!
②生存者バイアス
ある対象について、失敗した事例ではなく、成功した一部の事例についてのみ着目し、それを基準として判断をしてしまうこと。
この言葉は結構有名だと思う。
受験の合格体験記がまさにそう。
成功しなかった人のやり方をみて、そこに修正を加えるやり方をしたくても、内容は表に出てこない。
失敗こそ記録して公開しようかな。。。なんて思えてくる。
③限定合理性
人が合理的に意思決定しようとしても、限られた合理性しか持てないこと。
過去の歴史をふりかえると、合理的でない出来事もたくさんある。
前提に完全に合理的に生きることはできないことを理解すること。
④ウーズル効果
証拠や根拠がないにも関わらず、頻繁に言及や引用されることにより、事実であると誤解される現象のこと。
現在のSNSでも嘘の情報があたかも本物のようになる。
書籍の内容を真実として受け入れるのではなく、知識として受け取ることが懸命。
⑤グーグル効果
インターネットの検索エンジンの利用で簡単に収集できる情報について、記憶する能力が低下する現象のこと。
デジタル健忘症ともいう。
紙の辞書を使う方が覚えるかも?!
⑥第三者効果
自分自身よりも他人の方がマスメディアから影響を受けやすいと考える傾向のこと。
特に他人への優越感を持っているほど第三者効果の影響を受けやすい傾向がある。
よく勉強している人、上の立場の人など。
⑦敵対的メディア認知
メディアが、自分の嫌悪する陣営に有利な報道をしていると認知する傾向のこと。
⑧意地悪世界症候群
メディアが伝える暴力的な情報により、実際よりも世間が危険で残酷だと信じ込むこと。
ドゥーマスクローリング
気持ちが落ち込んだ時に、暗いニュースを見続けてしまう行動。
メディアで一見必要のなさそうな、動物動画、芸能人の不倫などを取り上げることは、意地悪世界症候群への配慮かもしれない。
⑨どこでも効果
一見、統計的に意味のある観測結果が偶然生じること。
たまたま特定の条件のデータの頻度が高くなってしまうこと。
例としてヒッグス粒子の証明過程が書かれている。
どこでも効果ではないと証明するために何度も実験を繰り返している。
⑩クラスター錯視
ランダムな現象であるにも関わらず、規則性を見出すこと。
ホットハンド現象
バスケのシュートがずっと決まること。
選手の精神面での影響が関わっている。
完全にランダムではない。
11 カテゴリーサイズバイアス
ある事柄について、同じ確率で起きることでも、数の多い集団の方により発生の期待をしてしまうこと。
学歴社会の説明
学歴社会はカテゴリーサイズバイアスによって本能的に人間に根付いたものであるからともいえる。「望ましい」集団の一員になれば、望ましい資質を備えていると他者に思わせることができるから
12 単位バイアス
1単位としてまとめられているものを最適な分量であると安易に考えること。
多く食べ過ぎちゃう問題。
さらに乗ってる量が違ってもどっちも満足感を味わってしまう。
13 比率バイアス
確率が同じであっても10分の1より1000分の1の方がより可能性が高いと判断すること。
1/10 95/1000 で当たる宝くじ
後者を選ぶ人が多いらしい。
14 目立ちバイアス
目立つ項目や情報に焦点を当て、注意を引かないものは無視すること。
サリエンス 突起、突出、顕著な特徴
目立ちバイアスは政治の場面、環境問題などで、障害となる可能性がある。
このバイアスを利用して、男性用トイレに目標をつけて、そこを目掛けて尿をしてもらうことで、尿こぼれが減ったという事例もある。
15 理解レベル効果
意味のある関連付けによって、より深く理解された情報が覚えやすいこと。
物事を長期記憶にするためには。。。
意味ある関連付けを通して理解することを積み重ねていくと、まったく新しい情報であっても、歳を重ねるにつれて構築した情報のネットの中にひっかかりやすくなる。
おそらく今までまとめたバイアス事典に載っている用語も関連付けをすることで定着していくと思う。
もう少し記憶を定着させたいので、もう一度それぞれのバイアスを一つずつ自分の経験と重ねる作業をしていきたい。
16 回答バイアス
アンケート結果に影響を与えるさまざまな条件や要因。
回答者と無回答者の経験や属性が大きく異なる場合に発生するバイアスのことを、無回答バイアスという。
中立的な回答バイアスは、極端な回答バイアスの反対で、回答者がすべての質問に対して、中立的な回答をしてしまうバイアスである。これは特に日本、中国、韓国などの東アジア人に多い特性といわれている。
極端な回答バイアスは、回答者が極端な意見を持っていないにもかかわらず、極端な回答をしてしまう特性のことをいう。
17 ナンセンスな数式効果
文の中に数式が入っていると、それが無意味なものであっても権威的に感じてしまうこと。
数学になじみがない場合、無意味な数式に対して批判的な評価はできないことをナンセンスな数式効果という。
人は自分が理解していないものには、それがどの分野であろうと常に感銘を受ける傾向があることが知られており、これをグル効果と呼ぶ。
グル効果の影響を受けやすい謙虚な層と、ダニング=クルーガー効果の影響を受けやすい無知な層が一緒になった場合に起きる対立構造。
18 計測効果
観察するという行為が現象に影響すること。
二重スクリット実験の例が書かれている。
光は粒子なのか波動なのか。
量子学的な振る舞い。
光は粒子であり、同時に波動でもあるように振る舞う。
3種類の光の見方が説明されている。
結論として、私たちが見ているかどうかで、量子はふるまいを変えるのである。これこそが、量子力学において現在も人々を悩まし続ける計測効果だ。
ちょっとわからない。。。
19 観察者効果
観察するという行為が人の行為に影響すること。
誰かに見られている状況で、人の心理や行動が変わることを観察者効果という。
従業員を厳しく監視・管理することをマイクロマネジメントといい、これは従業員の士気や生産性を下げることで問題視されている。
観測が行われる前は潜在的な性質にすぎなかったものが、観測によって歪な形で可視化されるのである。
20 素朴実在論
世界は自分の眼に見えたまま存在しているという考え方。
知覚イメージと実在する世界の間には隔たりがあると考える哲学的な概念を二元論という。
新実在論は、物理的な存在だけでなく、存在しないものとして批判されてきた精神活動や、空想、幻覚の存在さえも認めるとするのである。