モラトリアムなのかもしれない
最近、周りからの影響か、よく学生時代の時のことを思い出す。
大学生の時はモラトリアムだった。
周りの一人暮らしをする大学生達を見て羨ましくなり
たくさんバイトを入れまくってとりあえずお金を貯めて、実家から出たいと思っていた。(結局4年間実家を出ることはなかった。)
周りは恋をして、半同棲のような感じで日々過ごしていたが、私は片思いで終わることが多かった。
何者でもない、誰にも必要とされていない状態に嫌気がさした。
家族仲もそこまで良いわけじゃないし、モヤモヤを誰にも打ち明けられなかった。
問題に直視もできず、定期的に飲酒で気分を紛らわし、時々乱暴になったり、泣き上戸になったり、そんな日々を過ごしていた。
そんな回想をしつつ、はて、結局モラトリアムってどう言う意味なのだろうと思い調べてみた。
モラトリアムとは?モラトリアム人間の特徴や脱却する方法を解説
モラトリアムとは心理学用語で
社会の一員になるまでの準備期間のことを言うらしい。
モラトリアムの発生要素は
「回避・拡散・安易・延期・模索」
回避は、就職や結婚、老後などあらゆる人生設計を考えることを嫌う状態。
拡散とは将来を考えているものの、多岐にわたる選択肢に目移りし、決断が下せない状態。
安易とは他人の意見に流されやすく自分の意見を持たない。フットワークは軽いけど真剣に将来のことを考えていない。
延期とは責任ある社会人になるまでの期間を自分の意思で延期する。
模索とは具体的に将来を考え、身の振り方を考えている状態。モラトリアムの脱却に一番近い状態である。
なるほど。
やはり就職前の状態を一般的にモラトリアムと言うのだろう。
モラトリアムという言葉が気になったのは、自分は今、ある意味、モラトリアムな状態にいるんじゃないかと感じたからだ。
人生の中で早い段階に結婚、マイホームの購入を済ませた。
順調に子供をと思っていたのに、授からず。
変わりのない生活に刺激が欲しいからか飲酒に走る夫。
私は自分自身の趣味に打ち込み、やり過ごしている。
負の連鎖。
ただ、少しずつ変化もある。
ちょっとした改善がお互いに見られる。
その明るい希望の光だけを頼りに、日々前向きに過ごしている気がする。
母という役割がなかなか巡ってこない。
家族が完成しないような感覚。
今の状態は人生の準備期間かもしれない。
もちろん現況を言い合てる言葉は他にあるとは思うが。
晴れない日々を過ごしている。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。