国立西洋美術館 常設展
国立西洋美術館、初めていったかもしれない。
一番上野駅から近くて行きやすい場所にある。
常設展で気になった作品を紹介しようと思う。
この日に見た常設展は
・中世から20世紀にかけての西洋美術。
・もうひとつの19世紀―ブーグロー、ミレイとアカデミーの画家たち|国立西洋美術館
鳥罠のある冬景色
ピーテル・ブリューゲル(子)
父 (1525-1569年)
子 (1564-1638年)
ベルギー出身
画家一家
父は農民画家と言われていた。
長男は「地獄のブリューゲル」父の模写や風刺画が多い。
次男は「花のブリューゲル」静物画が多い。
父は長男5歳、次男1歳の時に他界。
説明文が気になって、作品のことが気になった。
怖いなぁ。
確かにスケートしている凍った川の手前に穴がある。
教訓とした絵なのか?どういう意図で描いたのか気になる。
風刺画が多いと言われているので、何か意味を込めているのだろう。
眠る二人の子供 (1612-1613年)
ペーテル・パウル・ルーベンス
1577-1640
ベルギー
バロック絵画
ルーベンスはアントウェルペンで大規模な工房を経営し、生み出された作品はヨーロッパ中の貴族階級や収集家間でも高く評価されていた。
またルーベンスは画家としてだけではなく、古典的知識を持つ人文主義学者、美術品収集家でもあり、さらに七ヶ国語を話し、外交官としても活躍していた。
バロックとは
16世紀から17世紀にかけてイタリアのローマなどで誕生し、ヨーロッパの大部分に急速に広まった、美術・文化の様式である。
バロック芸術は秩序と運動の矛盾を超越するための大胆な試みとしてルネサンスの芸術運動の後に始まった。
ルネサンス
再生、復活を意味するフランス語
14世紀のイタリアで始まり西欧各国に広がった(16世紀まで)
春(ダフニスとクロエ) 1865年
ジャン=フランソワ・ミレー
ミレーについてはこちらの記事でまとめている。
山梨県立美術館 テルマエ展 コレクション・ミレー - slowly life 〜読書、美術館巡り、ワイン、コーヒー〜
「ダフニスとクロエ」と言う物語のことが最近気になっている。
モーリス・ラヴェルのバレエ音楽でも「ダフニスとクロエ」があるからだ。
作品の理解を深めるために今年、ダフニスとクロエについて調べて記事にまとめたいと思う。
アルジェリア風のパリの女たち (1872年)
ピエール・オーギュスト・ルノワール
1841-1919年
フランス印象派の画家
アルジェリア
ヨーロッパのすぐ下、アフリカ
ルノワールを知らない人はいないのでは?
この絵も見たことがある。
睡蓮 (1916年)
クロード・モネ
1840-1926年
モネは睡蓮をたくさん描いている。
この作品は晩年。
20年も同じモチーフを描くって凄すぎる。
詩 (1899年)
ラファエル・コラン
1850-1916年
フランス パリ
日本人画家たちを弟子にとっていたそうな。
“コラン初の日本人弟子となった藤雅三(1853-1916、工部美術学校卒)の紹介で黒田清輝・久米桂一郎が指導を受け、後に岡田三郎助、和田英作もコランの元で学んだ。”
フランスではあまり評価されることがなかったみたい。
(印象派最盛期だったため、折衷的な画風が受け入れられなかったみたい)
狼の巣穴(1863年)
ジョン・エヴァレット・ミレイ
1829-1896年
イギリス
有名な作品はオフィーリア(1852年)
ラファエル前派
19世紀の中頃、ヴィクトリア朝のイギリスで活動した美術家・批評家(また時に、彼らは詩も書いた)から成るグループである。
19世紀後半の西洋美術において、印象派とならぶ一大運動であった象徴主義美術の先駆と考えられている。
愛の杯 (1867年)
ダンテ・ガブリエル・ロセッティ
1828ー1882年
イギリス ロンドン
ラファエル前派
サン=トロペの港(1901年)
ポール・シニャック
1863-1935年
フランス
フォービズムについては過去のブログ記事にまとめたものがあるのでそちらを参照
マティス展 東京上野 東京都美術館 - slowly life 〜読書、美術館巡り、ワイン、コーヒー〜
マティスは彼を慕っていたようだ。
今年の目標が「19世紀から現代に至るまでの絵画についてを勉強する」ことなので、そう言う展覧会を中心に行くと思う。
若干、西洋美術ばかりに関心を持っている自分の偏りに嫌気を感じるけど、目移りするのではなく、知識を深めて行きたいと思う。
来年は日本や中国など、アジアの芸術について理解を深めたいなぁとぼんやり思っているので、今年は大いに西洋を感じて行きたい。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。