国立新美術館 テート美術館展 LIGHT
美術史の中でも、好きな時代の作品が集まるということで行ってきました。
イギリスにあるテート美術館、7万7千点もの作品を所蔵しているようです。
テート美術館の存在、今回初めて知りました。
その中で120点もの作品が集まっています。
展覧会の展示内容、構成などは下記サイトを参照してください。
https://www.museum.or.jp/report/112722
いつものように気になった絵画を紹介します。
ウィリアム・ブレイク 1757-1827 年 イギリス
「善の天使と悪の天使」 1795-1805年頃
ロマン主義の先駆者
17-18世紀は理性と秩序を重んじる啓蒙の時代だったがロマン主義の画家たちは精神世界への関心を強めていった。
悪の天使のグッズが売られていて、笑えました。
ジョン・ヤング・ハンター 1874-1955年 イギリス
「私の妻の庭」 1899年
ラファエル前派
(19世紀の中頃、ヴィクトリア朝のイギリスで活動した美術家・批評家から成るグループである。19世紀後半の西洋美術において、印象派とならぶ一大運動であった象徴主義美術の先駆と考えられている。『オフィーリア』(ジョン・エヴァレット・ミレイ、1852年、テート・ギャラリー)が有名。)
家に孔雀がおるんかいって突っ込みが聞こえる作品。
ジョン・ブレット 1831-1902年 イギリス
「ドーセットシャーの崖から見るイギリス海峡」1871年
ラファエル前派と交流を持っていた
天文学愛好家らしい
美しすぎて一際目立っていた作品
ジェームズ・アボット・マクニール・ホイッスラー 1834-1903年 アメリカ
「ペールオレンジと緑の黄昏 バルパライソ」1866年
シンフォニーやノクターンなど音楽用語を作品にとりいれる。
印象派の画家たちと同世代であるが、その色調や画面構成などには浮世絵をはじめとする日本美術の影響が濃く、印象派とも伝統的アカデミズムとも一線を画した独自の絵画世界を展開した。
絵画によって教訓や物語を伝えることよりも、色と形の調和を重視した。
バルパライソはチリの港町のこと(スペインと南米の間に起きた戦争の舞台 1865-1879年)
戦時中の時の絵だから、少し寂しい雰囲気が漂います。
ウィリアム・ローゼンスタイン 1872-1945年 イギリス
「母と子」1903年
画家、版画家、素描家、講師、美術作家。
沢山の肖像画を描いている。
この絵,みていてほっこりするので大好き。
ゲルハルト・リヒター 1932年- ドイツ
アブストラクト・ペインティング 1990年
1960年代に写真のイメージを絵具で描き写したフォトペインティングを発表。
抽象絵画のことを
「見ることも記述することもできないが、存在していると結論づけられる現実を視覚化する」ものと考えている。
ディビッド・バチェラー 1955年- イギリス スコットランド
「ブリック・レーンのスペクトル2」2007年
「私が愛するキング・クロス駅、私が愛するキング・クロス駅8」2002-2007年
作家、アーティスト。
「都会にはきらきら輝く眩しい色彩照明と、艶やかで鮮やかな蛍光面が満ち溢れている。わたしにとって色彩はまさに商用絵具、ライトニング・ジェル、ネオン、アクリルの色見本帳から始まる。」
本を読んでみたいと思いました。
ネオン色が好きなので、引き込まれる作品です。
オラファー・エリアソン 1967年- デンマーク
「星くずの素粒子」2014年
彫刻と、光・水・気温といった自然の要素を使い、鑑賞者の体験を高める大規模なインスタレーションで知られている。
1995年、空間認知の研究所であるスタジオ・オラファー・エリアソンをベルリンに設立した。
展覧会の目玉作品
きらびやかな空間。ずっと居続けたくなります。
今年に入って様々な美術館に足を運んでますが、点と点が結びつくように、美術用語や作者などがつながってきています。
ただ、まだ知識は不足しています。
今まで、好き嫌いで鑑賞していたのが、時代背景を元に、作者を覚えて、絵の意味を考えるという目的を持って鑑賞できるようになってきていることを実感します。
そんな中、美術検定というものがあることを知りました。
4級から徐々に上がっていく。
今年は4級と3級を取ろうと思います。
知識を増やすことで、作品の見方がグッと深まることでしょう。
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