slowly life 〜読書、美術館巡り、ワイン、コーヒー〜

気ままに日頃考えていることを文章にまとめるブログ。

居酒屋バイト

新たなことに挑戦したいということで、
近所の居酒屋のご好意?で週末、月2.3回ほどバイトさせていただいた。
まぁ、3ヶ月ほどしか続かなかったけど(妊娠発覚と同時に辞めた)。
この地に住み着いて、約4年、夫も私もお世話になっている駅前の居酒屋。
駅前に数店舗あり、私は主に2店舗手伝っていた。


いわゆる大衆居酒屋。
それぞれの店舗で客層も若干異なり、一番ハードなお店は、回転がものすごく早かった。
久しぶりの協力プレーという感じ。
無心でお酒を作って、食べ物運んで、皿洗いして、お会計してを繰り返していた。
時折、お客さんからお酒を奢ってもらうこともあり、酔っ払いながら楽しく働いていた。


居酒屋で働きたいと思った理由の一つに、自分が普段接している人間と違うタイプの人に出会いたいという思いもあった。
もちろん、居酒屋で飲むだけでも接することはできるが、客としてでは、選択的に喋ることをしない。
お店のバイトとして入ると、注文をとったり、配膳したりと様々な人と接することが増える。
長時間店にいることにより、今まで出会うことのなかった人と出会えた。
様々なタイプの人を知ることで、自分の中の価値観をフラットにする経験ができたように感じる。
世の中には毎日この1杯を楽しむために通う人がいるんだなと客観的に知ることができた。


大学生のころのバイト時代と違い、30をすぎると、お金のことを考えてしまう。
最低賃金で大体1回に7時間ほど働いていた。
1日に稼げる額は7000円ほど。
同じ時間、しかもほとんど座って働いている日頃の仕事は1日に大体1万3000円は支払われる。
稼ぐなら、今の仕事で残業をした方がいいくらいの計算になる。


仕事の種類や質によって、支払われる賃金が異なるのはわかる。
ただ、同じ飲食店のバイトでも、世界を見渡すと、同じ仕事量と質で給料の高い国はある。
もちろんそのような国は物価も全体的に高いので、給料が高くても生活しにくいのかもしれないが、できれば、そのような国で生まれ育ちたかったと考えてしまう。


もっと経験をつみたかったけど、もうそういう気分にはなれない。

今はただ勉強をひたすらしようと思う。


飲食店は、身近で、地域密着で、愛されて欲しいと思う気持ちがある。

いつ行っても変わらない、落ち着ける場所であって欲しい。

私の目指すお店も、そういう所でありたい。

夢ばかりが膨らんでいく。

具体的にどういうものを売ってどんな客がターゲットになるのか、そのために今何をするべきなのかしっかり考えながら過ごしていきたい。