オズの魔法使い と ミュージカル・ウィキッド(劇団四季)
2023年、劇団四季好きの友達がチケットを取ってくれ、ミュージカル「ウィキッド」を鑑賞した。
知る人ぞ知る演目。
あらすじを読み、鑑賞。
前半は置いてけぼりになってしまうほどの展開の速さで、登場人物の心の動きがわからんで、何なんだ?!って戸惑いを覚えたが、後半は泣いてしまったという。
ウィキッドは、オズの魔法使いの魔女の過去について描かれた作品である。
「オズの魔女記」が原作にあたるそうだ。
オズの魔法使い
オズの魔法使いは全体的に明るい冒険物語である。
家に帰りたいドロシー、脳のないカカシ、心のない木こりが、勇気のないライオン、それぞれ自分の望みを叶えるために冒険をする。
映画
1939年映画化
監督 ヴィクター・フラミング
(風と共に去りぬなども手がけている)
第12回 アカデミー賞 歌曲賞と作曲賞を受賞
Amazon prime video で配信中
子供の頃何度も観た作品で、あらゆる場面が懐かしかった。
歌も口ずさむほど観ていたことを思い出した。
映画で好きだったシーンは竜巻🌪️
特に、意地悪な近所のおばさんが、緑色の悪い魔女になったところが子供の時怖かったことを思い出した。
小説
1900年刊行
作者 ライマン・フランク・ボーム
1856年-1919年
ニューヨーク州生まれ 裕福な家庭に育つ
小説の良いところは細かい設定がびっしりと書かれているところ。
主人公ドロシーを育てている叔父さん叔母さんが、土地柄のせいで笑うことのない人間になってしまったくだりが書いてあった。
映画では決して気づくことのなかった、ドロシーの気持ちの変化なども書かれている。
オズシリーズとして13冊の続編がある。
ウィキッドの原作オズの魔女記を読んでみようと借りたものの、かなりのページ数で、気分が乗らなくなって読了できず。。。。。
原作からの読み解きもまとめたかったけどやめる。
ウィキッドを鑑賞して感じたこと
人生の中で、思いもしなかった自分の役割が現れることがある。
ずっと誤解されたまま、相手のイメージを演じ続ける可能性もあるということ。
それでも1人1人の人間の中には、事実を知らないものには理解できないほどの、深い思いや考えがが存在する。
私たちは、その深淵を覗かなければいけない時がある。
自分自身を全然見てくれてない!本当の自分をわかる人なんて誰も居ないんだと悲観にくれるぐらいなら、身近な人たちの、表面に表れてない深い考えなどを想像する方が良いのではないかと思う時がある。
この物語は、バッドエンディングかと思いきや、(緑の魔女は、水にかけられて死んでしまう)きちんと、ハッピーなエンディングが用意されている。
周りは誤解したままだけど、確実に自分の存在を認めて、理解してくれる人は側にいると気付かされる。
それだけで救われるような作品である。
マイノリティである自覚のある者ほど、心を打たれることだろう。
表面だけを見て善悪を判断してはいけない。
想像力を持って、自分の身の回りの人たちのことを考えよう。
誰もが良い面も悪い面も持ち合わせている。
だったら良い面をたくさん気づいてあげたい。
そう、自分の言い聞かせて、日々を送ろうと思う。
2024年、2025年2部構成でウィキッドの映画制作中だとか。
楽しみ😊
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