横浜トリエンナーレ2024年 野草:いま、ここで生きてる 横浜美術館編
横浜トリエンナーレ 2024
前回は2020年。
その後、横浜美術館の改装工事もあり、4年空けてようやく開催された横浜トリエンナーレ。
横浜美術館をメインとし、様々な場所に作品が展示されている。
今回の記事では横浜美術館の内容をまとめる。
第8回横浜トリエンナーレ「野草:いま、ここで⽣きてる」イベント - 横浜美術館|Yokohama Museum of Art
建物に入ってすぐのロビーに様々な作品が展示されている。
(ここの鑑賞は無料)
天井を覆い尽くすように展示された赤色の布
そして、私の体はあなたのすべてを抱きかかえた
サンドラ・ムジンガ 1989-
コンゴ共和国
進撃の巨人を彷彿させる。
階段にそって展示されている、何かを積み重ねたようなオブジェ
ものに宿る魂の収穫
ヨアル・ナンゴ 1979-
ノルウェー
他にも、ウクライナで撮影された映像作品「繰り返してください」オープングループ
ウクライナでは戦時下の行動マニュアルというものが配布されており、そこには飛行機の音の違いが乗っているらしい。
空襲などがあった際に身を守れるようにと。
NHKの日曜美術館で、横浜トリエンナーレの特集が組まれており、そちらでは作者のインタビューなども聞くことができた。
さらに進んで、気になった作品をいくつか紹介する。
今回の展示で一番好きな作品
交差するところ
リタ・ジークフリート 1964-
スイス
とても優れた絵画技法。
他の作品も美しかった。
カンムリガラ
人と車人間
ピッパ・ガーナー
アメリカ
会場入り口にあったこれもピッパ・ガーナー
ヒトの原型
せっかくだから台湾のアーティストは抑えておきたい。
台湾にも外国人労働者がとても多い。
ベトナム人女性がストライキしていた時の様子をライブ配信し続けていたとか。
会場に設置されたベットには自由に上がってよくて、映像を見ながらくつろげる←
黄博志
日本のアーティスト
「水たまりAを水たまりBに移しかえる」
丹羽良徳 1982年〜
他の会場にも彼の作品が展示されており今回一番気になった日本人アーティストである。
道路の雨水を口ですくって隣の水たまりに移すという映像作品。
現在の政治的な、社会的な問題に焦点を当てた作品が各国から集まっている。
どれも自由な表現方法で、説明を読むまで気付けない内容も多い。
芸術を通して視覚的に問題を浮き彫りにする。
中には、曖昧で、考えさせる余白を残している作品もある。
比較的横浜美術館に展示されている作品は理解しやすいものも多く、賛同できるものが多い。
あと2回に分けて他の会場の作品も紹介するが、見るものにとっては思想が強すぎて疲れてしまうかもしれない。
文章に起こす自分自身も若干疲れてしまっているが、何とか記事を書こうと思う。
作家の詳細な説明がこちらでみられる
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