slowly life 〜読書、美術館巡り、ワイン、コーヒー〜

気ままに日頃考えていることを文章にまとめるブログ。

不妊治療と論文、メンタルケア

2月前半、だいぶ気持ちが落ちていた。

わかりやすく鬱状態が続いていたと思う。

今まで考えていなかったけど、カウンセリングを受けた方がいいのかも?と思った。

Google等で「不妊治療 カウンセリング」と調べてみたが、あまり不妊治療に特化したものはなさそうだと感じた。


厚労省が載せているスライド「不育症のこころのケア」を見てみた。

https://www.mhlw.go.jp/content/11900000/000697877.pdf

データ化されると自分だけじゃないんだと妙に安心する。


不妊治療を開始した当初、東尾理子さんの書籍を読んだが、当時はここまで自分も進むと思っていなかったため他人事のように読んでいた、今もう一度読んでみたいと思った。

妊活の歩み方|東尾理子プロデュースの妊活情報サイト


不妊治療のことを考える際、Google、note、Twitterなどで検索していたが、もう少し学術的なものを読むべきじゃないかと思い、「Google scholar」で検索していくつか論文を読んでみた。


どう言った学問の人が、不妊治療に関わる論文を書くのだろうか?

心理学、看護学、助産学そういった学問からのアプローチが多かった。

不妊治療で子供を授からず諦めた人たちの人生の選択についての論文なども上がっていた。

何かを人生の中で諦めるという行為は心理的にも大きな負担であり、その事例や心の動きを見ることで、当事者の中でも覚悟ができることだろう。


今まで読んでいたものは感情的な文章が多く、読んでいて疲れたり、気分が落ち込むことが多かったが、比較的理論的に書かれた文章を読むと落ち着く。

ちょっと疲れを感じた人は、論文を読むも良いかも!


不妊治療の現場では確率の話が持ち出されることがしばしばある。

病院にもよくポスターが貼ってある。

胚移植6回するまでで妊娠出産までいく人は9割いる。

30−35歳の流産率は〇〇%、もっと高齢になると上がるなど。

ただ、それらの数字は相対的なものであって、個人の枠で落とし込んだら、数値もただの気休めにしかならない。


大切なことはひたすら自分の精神を強くしていくこと。

落ちてる時は、無理をしないこと。

時には感情的になって理性的でない言葉を発すること。

ただ自分中心で自分を大切にするしかないと思った。


そんな感じで3月に突入。

腹の立つことはあったけど、まぁまぁ良きスタートが切れた。